雲が晴れた先


「お先真っ暗」というよりは、端の見えない砂漠のど真ん中にぽつんと、置き去りにされた気分です。

昨日まで土砂降りの嵐の中にいて、やっと雲が晴れたの。そしたら今度はかんかん照りで、水が欲しくて。でも、どちらに向かえばオアシスがあるのかわからない。もしくは、オアシスなんて存在するのかどうかもわからない。だから、広い広い砂漠で、身体は自由なのに、身動きは取れないの。

そんな気分。

でも、「やっと自由になれた」っていう気持ちも決して小さくはない。また一歩ずつ、足元の石ころを拾って、示してくれる方向を手探りで見つけながら生きていくしかないのです。


幸いにして、一緒にわいわいしてくれる仲間が、ここにはいるので。なんとかなるでしょう。